グロッジの森です、今日はFIREについて。
最近いたるところで「FIRE」という文字をみかけます。
Financial Independence, Retire Early の頭文字をとった略語で、日本語でいえば
「経済的に自立したアーリーリタイア(早期退職)」
という意味です。
いわゆるノマドやフリーランスという流行り言葉が浸透して、その次の展開としてFIREという概念、働き方がアメリカを中心に話題なんですね。
いまちょうどこの本を読んでます。
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド
まぁ、言っても数百ページの本なので、具体的なやり方はほぼ書いていない。笑
でも概念や考え方は書かれていて、今の時代にあってるのかなと感じています。
なぜ早期リタイアしたいのか?
僕自身で考えると、ある程度の資産があり、事業からの収入も安定してあがっていて、正直、ほとんどアーリーリタイアしてます。
資産の半分以上をアメリカ株にかえ、その他の資産は事業投資、自己投資にまわしています。
東京を出て沖縄に移住して、この数年以内に海外移住も考えています。
もともとこうゆうライフスタイルをしたいなと漠然と思っていましたが、やっぱりコロナが大きく変えたと思います。
オンライン社会になってどこでも仕事ができるようになり、僕たちのような会社はドンピシャで恩恵を受けています。
ただ、こうした生活を実現して思うのは、
早期リタイア=まったく仕事しない
というわけではなく、次のステップへ移行する準備期間だということです。
サラリーマン時代も「自由になりたい」と思ってましたが、それは単なる現実逃避でした。
自由と責任はセット。自立なき自由は現実逃避です。
ちゃんと地に足をつけた自由を実現しない限り、決して豊かにはなれないことを学びました。
実際に早期リタイアしてる人を見て感じること
沖縄に住んでると、同じように都会を離れて移住してきた人と会うことも少なくありません。
みんなTシャツに半パンなので、資産家の雰囲気もゼロです。笑
パッと見て何時か分からないギラギラした時計もなければ、乗ってるだけでまわりからクスクス笑われるようなエンジン音の大きいスポーツカーも見ないです。
なんの仕事してるかも具体的に分からない人も多いですが、東京にある会社は仕組み化しているので自分の実働はなかったり、資産運用からの利益で悠々自適に生活してる人もいます。
ただ、皆さんゆっくり暮らしていますが、次のビジネスチャンスを狙ってたり、海外展開を視野に入れてたり、次のステージへの踊り場的なかたちでゆっくりと人生を楽しんでいる人が多い印象です。
僕もそうです。結婚もしたので、いずれ子供ができた時のことを考えると、海外で暮らしたい。そのためにはオフィスがある東京を離れて、自分が現場にいなくても会社が回るようにしたいと考えていました。
そして、そうすることで、スタッフの底上げや、社員一人一人が成長して社長になって事業を伸ばしていきたい人に資金と仕組みを提供して、複数のビジネスを構築したいと思いました。
FIREするために何が必要か?
僕がやったことは、、、
1,ビジネス構造を理解する
2,マーケティングスキルを磨く
3,仕組みで回るようにする
です。
1,ビジネス構造を理解する
そもそもどんなビジネスでも、基本的な構造は同じです。
集客して、プレゼンして、販売する、の3つです。
僕は社会人向けや経営者向けの教育事業をしていますが、そのスクールに興味がある人を集めて、魅力を伝えて(プレゼンして)、最後は入会してもらいます。
これは教育事業だけでなく、エステや美容室でも同じです。
集客して、魅力を伝えて、来店してもらう、です。
この3つの全体像を理解して、構築するのが最初のステップです。
集客→どこから集客する?集客したい人はどこにいる?彼らは何を見てる?
集客を考える基本はこのあたりですが、闇雲にYouTubeがいい、インスタがいい、というのは本質ではありません。
それは手法の1つです。
2,マーケティングスキルを磨く
そして肝心のマーケティングです。社長の仕事はマーケティング、とはダン・ケネディというアメリカのマーケティングコンサルタントの言葉ですが、僕自身この言葉をとても大事にしています。
そして、マーケティングを覚えたことで、僕はFIREできたと言ってもいい。むしろ、マーケティングができないとFIREできないです。
なぜなら、マーケティングとは「売上をあげるための流れを作ること」であり、会社にとっての売上は、人体でいう血液みたいなもので、流れていないと朽ち果てます。
社長ならびに経営陣は、この流れを明確に理解しておかないといけません。
もっと言えば、自分で売上をコントロールできないと、事業は安定しません。
なので、FIREするためにはマーケティングスキルが必須になります。
3,仕組みで回るようにする
そして最終的には自分が稼働しなくてもビジネスが回るように仕組み化です。
仕組み化のやり方もたくさんありますが、基本は「人に投資」または「システムに投資」です。
人かシステムに働いてもらうことで、自分は実働から離れることができます。
一人起業でビジネスを始めるのは良いことですが、ある程度のフェーズまでいくと、仕組み化です。
僕の感覚は、年商で1,000万円くらいまでは一人で力技で持っていき、そこからは人を入れて仕組み化。
そして集客は広告から仕組み化、顧客管理(CRM)もLINEや専用ツールで仕組み化です。
こうして何をするにしても、「自分以外でもできることは仕組み化する」という考え方が大事です。
そして、自分は自分にしかできないクリエイティブなことに注力するのです。
事業収益をさらに投資する
基本的にオンラインの教育事業、コンテンツビジネスは仕入れ原価などありません。
なので、高収益なのも特徴です。(そしてこれもFIREするに欠かせない要素)
で、ダメ社長でよくあるのが、売上が伸びると私利私欲のために浪費してしまうケース。
最近はコロナで夜の街にネガティブな人が多いのでアレですが笑
これもある意味仕方ない部分ではあります。やめたら?と言ってやめれるものでもないのは理解しています。
なので、いっときの私利私欲ならまだいいとして、すぐに気づいたほうがいいです。無駄なお金を使ってるということに・・
僕はその手の浪費を一切しないので、基本、自己投資、事業投資、金融投資です。
教育事業をしていると、自己投資=仕入れです。知識を仕入れて、加工して、自分のビジネスに活かす。
そしてその利益を人とシステムに事業投資する。
そこで得た利益を株や債券に投資する。
あとはこの繰り返しです。あまった時間は家族とゆっくり過ごしながら、未来について語り合ったり、将来のライフスタイルについて吟味しあっています。
こうしたFIREな生活はストレスフリーで楽しいです。
望む収入を手にして、安定した収益が入ってきながらもライフスタイルも大事にする。
そんな自由な生活ができる時代が本当にきたんだと実感しています。
FIRE、早期リタイアを目指す方はこの本、読んでみてくださいね。おすすめです。