森です。
「トンネルを抜けると、そこは雪国であったーー」
という有名な小説の一文がありますが、今日はまさにそんな1日になりそうですね。
窓から外を除くと一面雪景色。
僕のアトリエの前には大きな坂があるのですが果たして皆さん無事に登りきれているのか、、、苦笑
スリップ事故も相次いで起こっているようなので気をつけて1日お過ごし下さい。
昨日は主宰している教育プログラムの実践会でした。
電車で遭遇した4人組の女性
講義&懇親会を終えて、電車に揺られて帰っていると、途中の駅で僕の目の前に4人の女性が乗車してきました。
日曜の夜ということもあり、周りにはあまり人はいませんでした。
僕、そして右隣に男性が一人だけです。
周りにもちらほら人がいるだけで電車の中もひっそりとしていました。そんな中で4人組の女性が登場です。
新年会でもしていたのか、おそらくどこかで食事をしていてお酒も飲んだ後の帰り道だったのでしょう。
気持ち、声のボリュームが2メモリくらい大きいのが気になりました。
僕はその時、持っていた本を読んでいました。僕が降りる駅まで3駅くらい。静かな車内、自然と女性たちの声が耳に入ってきます。
「今日楽しかったよね~♪」
「ほんとあそこのお店超美味しかったよね♪」
最初は他愛もない話で盛り上がっているようでした。
「あ~乗り換え面倒だけど早く帰りたいw」
「明日、雪でヤバイらしいから遅刻しないようにねw」
一応、危機察知能力はあるみたいでした。
そして、その後、“事件”は起きました。
「◯◯ちゃんって、家入レオに似てるよね」
家入レオ
もし家入レオをご存知でなければ申し訳ないのですが一度Google先生に聞いてみて下さい。
いえ、僕は好きですよ?
素朴な雰囲気が素敵ですし、歌もうまいし、ギターを弾く姿もかっこいいと思います。
でも・・
とびきり美人かというと、そうではありません。いや、普通に街で見たらカワイイです。
同級生にいたらクラスの男子の人気者になっていたと思います。
でも、群雄割拠の芸能界、超S級の美人ばかりが並ぶと、いわゆる「普通」なのかもしれません。
「◯◯ちゃんって、家入レオに似てるよね」
僕は、この言葉を聞いた時、
まるで、熱湯に手を触れてしまって反射的に仰け反るように、◯◯ちゃんのことを見ようとしてしまいました。
でも、周りに人はいない中で、本を読んでいた僕が顔をあげて◯◯ちゃんを見ると、きっと4人全員が僕の視線に気付きます。
それは失礼にあたる。
見たいけど見れない・・
香川真司選手もびっくりするくらいの切り返しで僕は視線をあげずに本に集中しました。
あと2駅、本に集中しようと自分に言い聞かせました。でも、否が応でも会話は耳に入ってきます。
◯◯ちゃん「ほんと?私ってそんなツリ目かな?」
明らかに◯◯ちゃんは「いい気分」ではありませんでした。
声からでもそれははっきりと伝わってきました。
女性A「いや、目が似てるとかじゃなくて、全体の雰囲気が家入レオに似てるんだよね」
女性B「たしかに、何となく似てるかもね」
やはり女性です。共感、共有です。
他の3人が一斉に家入レオ擁護を始める中、明らかに不服な◯◯ちゃんを尻目に会話は進みます。
僕は冷静を装い、本に集中していましたが、全く内容が頭に入ってきません。
正直に言います、
読んだフリをしながら4人の会話を聞いていました。
◯◯ちゃんを見たくて見たくて仕方がありませんでした。
そして、ついに、◯◯ちゃんはこんな反逆に出ます。
◯◯ちゃん「私、井上真央に似てるってよく言われるんだよね」
伝説のドラマ
井上真央ーー
彼女と僕の思い出は今から9年前に遡ります。
2007年、大学を卒業する時でした。
当時、大流行していた「花より男子」というドラマがありました。
僕は初めて、テレビの中の人に恋をしました。
つくし(花より男子の主人公、井上真央演じる貧乏少女)みたいな清純で心が綺麗な女性と結婚したいとさえ思っていました。
インターネット上の噂によると嵐の松本潤さんと交際していて、結婚するかもしれないと言われています。(あくまで噂ですが)
松本潤と言えば、花より男子の主人公、道明寺司です。
道明寺財閥の御曹司です。
ドラマの中では2人はハッピーエンドを迎えるのですがプライベートでも結婚すればまさにドラマのような展開。
そんなドラマチックなストーリーを地で行く、女優の中の女優、それが井上真央さんです。
その、井上真央に、よく似てる・・!?僕の意識は最高潮に達しました。
パラパラとページをめくるスピードは上がっていましたがそれよりも目の前にいる女性を見たくてたまりませんでした。
静かな車内、ちらほらと人がいて、静かな状況で、2メモリ大きな声で、
「よく井上真央に似てると言われる」
と自信満々に言うその口調は僕の心を鼓舞させてくれました。
しかし・・・
家入VS井上
◯◯ちゃん「私、井上真央に似てるってよく言われるんだよね」
女性A「あ~…うん、何となく分かるかも」
女性B「そうかな~…?でも雰囲気は似てる気がする」
明らかに芯を食っていませんでした。
一体何が本当なんだ?
やっぱり家入レオなのか?
それとも井上真央なのか?
心の中では「家入VS井上」が闘っていました。
そして。
ついに駅に到着しました。
本をパタンを閉じ、カバンを持って、さも駅に到着したから降りますよ的な雰囲気で、僕は立ち上がりました。
その時ーー
うっすらと横目で◯◯ちゃんを覗きました。そこには、6割、家入レオの女性がいました。いえ、むしろ、家入レオよりも美人かもしれません。
細くて、オシャレで、綺麗な女性でした。でも、決して、井上真央ではありませんでした。
僕は何ともいえない複雑な気持ちで電車を降りました。駅を出ると、少し雪が降り始めていました。
昨日の帰り道に遭遇した実話です。
僕はこの会話からあるヒントを得ました。
それは、自分は「◯◯の人なんだ」というフィルターを持つということです。
自分は「◯◯の人なんだ」
人は、
「自分が思っている自分」
と、
「他人から見えている自分」
は、決して同じではありません。
でも、売れているアイドル、ミュージシャン、芸人さんは、この2つが一致して、売れていると思うのです。
AKB48の指原莉乃さんはまさにその典型で、彼女は自分がどう見られているかを熟知していて、自分のキャラを分かっていると思います。
僕たちの世界なら、情報発信です。
ただブログを書いていても、SNSに投稿していてもダメで、自分は何の人なのか?を明確にしていないと、その発信は誰にもささりません。
自分は何の人で、どんな価値を提供できて、どうゆう貢献ができるのか?
そして、その発信は、誰に対してしているのか?何のために発信しているのか?
ここが明確でないと誰にもささりません。僕であれば、プロモーションです。
コンテンツを持っている人、商品を持っている人に新商品の開発、集客、販売のお手伝いをしています。
ランディングページを書いたりセールスレターを書いたり。セミナーを一緒に開いて集客&セールスをしたり。
まだ売る商品がない、
ということを考えると、おのずと、誰に対してどんな内容のメッセージを発信すればいいのかが分かってきます。
あなたは、誰に対してメッセージを届けますか?なぜ、あなたがそれを届けるのですか?何のために?
この質問に対する答えをぜひ考えてもらって、答えが出たら僕に教えて下さい。(このメールに直接返信を下さい)
それがあなたの情報発信を収益化するヒントになるはずです。
では今日のところは以上になります。
雪には気をつけて、転ばないように注意して下さいね!
ではまた!