「専門家を成功に導く専門家」として毎月5,000人以上をオンライン講座に集客している森です、
あなたの商品やサービスに人がドッと押し寄せ、「それ欲しい!」と言ってくれる人が「毎日」集まる仕組みを作るのが僕の仕事です。
そのための大前提として、どんなストーリーを描くか?
というのが前回の話でしたね。
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新進気鋭のアウトドアブランドから学ぶストーリー戦略
今日はその続きですが、そのストーリーってどうやって作ったらいいの?という話です。
これは色々と勉強できるコンテンツがあるのですが、あまり堅苦しく勉強しても頭はいらないと思うので、色んなパターンで解説します。
エンタメから学ぶ
まず何を学ぶにしても苦行みたいに勉強してると頭に入らないので、楽しみながら学べるものにしましょう。
僕はエンタメから学ぶのが良いと思ってまして、特に本や映画、音楽など、これらの「アーティスト」をよく見ています。
あまりビジネス本とか読まないし、セミナーとかもあまり行かないんですね。
セミナーをうまくなりたいと思ったら舞台とかライブとか行く方が勉強なるとおもいます。
空間や照明の使い方、衣装や舞台セット、お客さんとの掛け合いまで、めちゃくちゃ勉強なりますよー。
んで、オススメしたいのはたくさんありますが、今回はこの3つをご紹介。
1,ラ・ラ・ランド
2,スター・ウォーズ
3,アクロイド殺し
1と2は映画、3は小説ですね。それぞれみていきましょう。
ラ・ラ・ランドの面白いところ
僕、好きな映画は?と聞かれたら「ラ・ラ・ランド」と答えるくらい、この映画が好きでして。
いやー、ちょっとネタバレするかもですが、ストーリーが完璧なんですよね。リアルに10回くらい見てます。
そもろも、漫画も小説も映画も、
売れるストーリーはすべて「対立と和解」
で描かれていて、対人間、対モンスター、対自然災害など、登場人物や時代背景が違えど構造は同じです。
ラ・ラ・ランドで言えば、売れないミュージシャンと売れない女優が主人公です。
舞台はエンターテイメントの聖地・ロサンゼルス。
最初は嫌味ばかり言う微妙な関係だった二人は、やがて同じ街で、同じエンタメの世界に夢見る同士、惹かれ合っていきます。
惹かれ合っていた二人ですが、やがてセブ(ライアン・ゴズリング)は旧友との再会により、プロのミュージシャンの道に進みます。
売れない二人でいた頃はあんなに愛し合っていたのに、セブが売れて有名アーティストになったことで複雑な気持ちになるミア(エマ・ストーン)。
自分が追求したい音楽では食べていけない。でも食べていくにはポップで売れやすい曲を演奏しなければいけない。
この複雑な心境は、僕もマーケティングする上でよくあたる壁です。
そしてやがてエマにもチャンスがやってきて、女優としてのラストチャンスを掴むきっかけが訪れます。
でも舞台はパリ。地球の裏側までいって勝負するか、それとも二人の恋をとるか。
セブは「仕事に集中した方がいい」と、愛ゆえに別れを切り出します。
詳しくは映画を見てほしいですが、最後も二人は結ばれずに終わるんですよね。二人は別々の夢を叶えて終わります。
僕はこの映画を、
世界一悲しいハッピーエンド
だとおもっていまして、
夢を追いかけるか、恋人を選ぶか。
やりたい仕事をとるか、やりたくなくても売れに行くのか。
エンターテイメントの世界でチャレンジする若い男女の「対立と和解」、そして悲しいハッピーエンドを見事に表現したストーリーだと思います。まじでおすすめ。
スター・ウォーズの面白いところ
次にスター・ウォーズですが、最初に言っておきます、話が長いです。笑 なので、ここでは語り尽くせません。
スター・ウォーズって「宇宙の話」だと思いきや、本質は違うと思っていまして、いわばこれってメタファー(隠喩)なんですよね。
表向き、宇宙戦争がテーマかと思いきや、ストーリーを通して伝えたいことは「人の感情」です。
どんな聖人君子でも、
聖なる心(ライトフォース)
邪悪な心(ダークフォース)
は共存してまして、
熱狂的なファンが粘着質なクレーマー
になることはよくあります。
光が強くあたれば影も強くなり、その逆も然り。
スター・ウォーズは映画のストーリーを通して人の感情の奥底に眠る構造について解説しています。
また、スター・ウォーズはストーリーが複雑で、エピソード4・5・6→1・2・3→7・8・9と変則的に進んでいきます。
これがまた深いストーリー展開になってまして、特にエピソード3から4(一番最初)に戻るところがスター・ウォーズがシリーズを通してもっとも伝えたい「人の感情」を見事に表現しています。
スター・ウォーズも「対立と和解」が至るところに満載で、特に「キャラクターの立ち位置が変わっていく」のも面白いところです。
だいたいの映画は、
何もできない弱い主人公が、ある日いきなりメンター(師匠)と出会い、自分の天命に気づき、最初は拒否するものの、やがてその天命を全うする旅に出て、仲間を見つけて、目的を果たして、帰還する。
という構造で描かれていますが、スター・ウォーズが面白いのは、弟子がメンターになり、また弟子を育成して新たな戦いに挑んだり、敵が味方になったり、味方が敵になったり、どんどんキャラクターの立ち位置が変わっていくんですよね。
スター・ウォーズは現在までに9作が公開され、スピンオフも入れるともっとあるので、見るのが大変です。笑
でもストーリー作りの教材としてとても優れているので、おすすめです。
アクロイド殺しの面白いところ
今の2つは映画だったので、少し視点を変えて小説を。
僕、活字で読むのが好きでして、昔から小説もよく読んでました。
コピーライティングの勉強を始めてから、
海外の凄腕コピーライターが推理小説を好んで読む
と聞いたので、いくつか読んだ中で面白かったのが「アクロイド殺し」です。
アガサ・クリスティ作のこちらの小説は、とにかく一撃のインパクトがハンパないです。笑
ネタバラシをしたら面白くないので、言いませんが、読者を「え?」と思わせるストーリー展開が秀逸です。
起業家には読書家の人が多いですが、読んでる本がビジネス書に偏ってる人も多いと思うんですね。
でも、そうゆう人のメルマガやブログ、発信を見てると、お決まりのルールやパターンも多いです。
みんな似たりよったりになると言いますか、それが悪いってわけじゃないのですが、あまり反応もとれないんじゃないかなと。
これって商品コンセプトのところでも大事なのですが、「一瞬の引き」って重要で、これを僕たち専門家は「フック」と言ったりします。
「あのセールスレター、“フック”がうまいよね」
みたいな。
たとえば、さっき「世界一“悲しい”ハッピーエンド」と書きましたが、本来ハッピーエンドって嬉しいものですが、これを”悲しい”と表現することで「ん?」と思わせる、みたいな。
アガサ・クリスティはこのフックの使い方がうまい。他にも「そして誰もいなくなった」もおもしろいです。
こっちは漫画とか映画にもなったんじゃないかな?でもやっぱり小説で読むのがオススメ。
まとめ
今回は3つあげましたが、他にもストーリー作りが学べるコンテンツってたくさんあります。
セミナーやコンサル、教材とかで学ぶ以外にも、こうしたエンタメから学べることもたくさんあります。
僕は音楽のライブも行くし、舞台やミュージカルも行きますが、本物のエンタメってまじで感動します。
何万円もお金を払う価値があると思いますし、自分もスピーカーとして登壇するので、とても参考にしています。
セミナーはライブですし、教材はCDやDVDで、ファンクラブはオンラインサロンです。
実はエンタメの世界と、僕たちのような講座ビジネス、スクールビジネスって本質は同じなんですよね。
身近なエンタメからもたくさん学べるので、ぜひ参考にしてください!