複数の事業をリモートで経営している「専門家を成功に導く専門家」、森です。
以前から僕はマーケティングの重要性を口が酸っぱくなるほど繰り返してますが、
「一生懸命、勉強してます!」という人に出会うことが多いですが、残念ながらそれでは結果はでないです。
結果を出すには学んだことを行動に落とし、何かしらの結果を出すことが重要だから。
「何かしら」でいいんです。まずは学んだことで行動することが大切。
— 森公平@専門家を成功に導く専門家 (@morikohey) May 7, 2021
「マーケティングを一生懸命勉強してます!」という人は多くても、きちんと行動して結果を出せている人となると一気に少なくなります。
「分かったつもり」で「行動しない」これで成果を出すのは難しいですよね。
そもそもマーケティングとは何なのか?
「マーケティングってなんですか?」ともし僕が尋ねたら、あなたはどう答えますか?
できるだけシンプルに答えてみて下さいね。
3・2・1…
いろんな答えが出てきたかと思いますが、僕が考えるマーケティングは「ゴールにたどり着ける地図を作る方法」です。
1,現在地を知る
ゴールまでの地図を作るなら、最初に現在地を知る必要があります。
たとえば沖縄まで行こう!と決めたとしても、今の自分が大阪にいるのか、北海道にいるのかでルートは思い切り変わります。
「現在地はなんとなく日本のどっか」だと地図の作りようがありません。
というわけで、自分がいる明確な場所の情報が地図づくりには不可欠で、マーケティングでも同じことが言えます。
今の自分のビジネスがどんな状態なのか?何が課題なのか?
ふわっとではなく、できるだけ数値データなどで正確な現状把握を行うわけですね。
2,ゴールはどこか?
現在地が分かったら、次はゴール決めです。
たとえば、沖縄に行くとしても、いつまでに沖縄のどこに行くのかを考える必要があります。
行きたいのが沖縄本島なのか離島なのか、シーズンは夏なのか冬なのか。
このあたりは、沖縄で何をしたいかによっても変わりますよね。
たとえば僕みたいに移住を考えて沖縄を視察というのと、ちょっとした観光目的とでは行きたい場所が違うはずです。
同じことがマーケティングでもそのまま当てはまります。
「売上を上げる」というゴールだとしても、いつまでにどれだけの売上を上げたいのか?
その売上達成目標は自分のビジネスプランと照らし合わせて適切なのか?それぞれ短期・中長期の目標を設定していきます。
3,ゴールまでのルートをシミュレーションする
現在地もゴールも分かったら、最後はルートを決めましょう。
沖縄まで行くにしても、飛行機を使うか、フェリーを使うか。
ほとんどの人は飛行機一択かもしれませんが、だとしたらどの飛行機会社のチケットを手配するか?現地でレンタカーを借りるかどうか。
いろいろ考えることはありますよね。マーケティングでも全く同じなんです。
とにかくゴールを達成するために、とれる手段を洗い出して、一番よさそうな方法を選んでプランを立てる。
当然うまくいかないことも出てきますから、問題点が見つかったらすぐにプランを修正していきます。
「なんとなく何かしらの結果」が出せればいいというビジネス初期のフェーズが終わったら、こういった計画をきちんと立てることをおすすめします。
慣れてくると、旅行の計画と同じようにビジネスのプランを描くだけで未来にわくわくできるようになります。
①現在地を知る
②ゴールを決める
③ルートを決め、状況に合わせて修正する
この3つのプロセスを考える上で、もうひとつ押さえておきたい考え方があります。
それが、戦略と戦術です。
戦略と戦術の違いとは?
戦略と戦術って言葉を聞いたことはありますか?
言葉だけ聞くと難しそうですが、実はマーケティングの地図作りをしているなかで両方ともやっていることなんですよね。
ひとつひとつ意味を確認していきましょう。
戦略とは
戦略とは、ズバリ「自分が進んでいく方向性」です。
地図作りの3つのステップでいうなら①と②で現在地からゴールが見えましたよね。
ゴールにたどり着くためには、北に進むのか、南に進むのか。
ビジネスでぶれてはいけない大きな方向性、それが戦略です。
戦術とは
では戦術とはなんでしょうか?
戦術とは戦略を達成するための手段です。地図づくりのプロセスでいうなら、③のルート決めですね。
飛行機に乗るなら、どこの飛行機会社がいいのか?費用はいくらかかるのか?その費用をどこから捻出するのか?
時間やお金といった手持ちのリソースを確認し、足りないものは補いながら、とれる選択肢を決めていく。
そうすると、いろんな要素を加味した上でベストのルートが選びやすくなるわけです。
決めるのは戦略→戦術の順番
ビジネス初心者がやりがちな発想が「手持ちのお金や時間をもとに行動を決めること」です。
つまり戦術を先に考えて、そこから戦略を立ててしまうのですが、それだと大きな成果にはつながりません。
大事なのはまず戦略からプランを考えること。地図作りの①と②を必ず先に行うことです。
どんなに恵まれた状況でも、大体の場合リソースは足りません。
でもまずゴール設定ありきで、足りないリソースをいかに補ってプランを進めていくのか。
そこを工夫するのがビジネスの難しさであり楽しさでもあります。
また、だいたいはお金と時間が問題になりますが、これらはすべての起業家が抱える問題であり、あえて口に出すまでもないことなんですね。
僕も常にお金と時間について考え、実践して、日々改善していますが、どの事業フェーズでもこの問題は通る道なので、1つ1つ改善していきましょう。
まとめ
そもそもマーケティングとは何なのか?ということで、ゴールを達成するための地図作りと戦略・戦術の違いについてお話してきました。
とにかく最初は、自分のビジネスの現在地の把握とゴールの設定です。
そして決めたゴールをぶらさないように、限られたリソースの中でルートを工夫していくわけですね。
と、口で言うのはカンタンですが、実際のところこの地図づくりがうまく出来て、行動出来ている人ならとっくに結果が出せているはずです。
思うような結果が出ていない人は、プロセスのどこかに問題があります。
そういった問題を自分だけで解決しようとすると、どうしても課題の本質に気づかずに迷走することが多いんですよね…
ブログやSNSなどでこうした情報は届けていくので、あなたのビジネスにも役立ててほしいとおもいます。
ではまた!