「専門家を成功に導く専門家」として毎月5,000人以上をオンライン講座に集客している森です、
今日は“マック地蔵”について。
えー、こないだ朝マック食べたんですよ。これがめちゃくちゃ美味でして。
500円のクオリティじゃないですし、たとえ体に悪いと分かってても、ふとした時に食べたくなる。
ふと会いたい時に会って満足感を得る、そんな秘密の関係をインスタントにできるマクドナルドは最強のマーケティングシステムを構築していましたね。
マクドナルド前でたむろってるウーバーイーツ集団
最近はこの時期なので、東京いる時はほぼ毎日ウーバーイーツです。
いや、私たち一般市民の救世主を呼び捨てしてはダメですね、ウーバーイーツ様です。
そのウーバーイーツ様ですが、都内はあのデリバリーバックを持った配達員さんがめちゃくちゃいます。
都内の繁華街では必ず視界に1人は入るくらい、配達員のみなさんが活躍してまして、
リュックサックの人が全員ウーバーイーツ配達員に見える
んですよね。
僕たちも大変助かっていますが、前々から気になってたんですよ。
マクドナルド前でたむろしてる人、なんなん?
うちの事務所は東京・新大久保駅にあるのですが、駅から事務所への道中にマクドナルドがありまして、日中夜とわず常に人がたむろしてるんですね。
「そんなにマクドナルド食べたいかね?」と通る度に気になってたので、しらべました。
手堅く稼ぐ“マック地蔵”
なんでもマクドナルドは店舗数が多く、配達の距離が遠くなることはないため、安定した収益が見込めると言います。
ウーバーイーツの配達はスキマ時間で効率よく稼げる
みたいな風潮がありますが、そのスキマ時間で「10キロ先までお願いします」とか言われたら「ふざけんな」となるのもわかります。
おれは稼ぎたいんだと。
自転車こいでトレーニングしたいわけじゃないんだと。
中にはトレーニング代わりにウーバーイーツで働く人もいるようですが、たしかにジムでマウンテンバイク乗る代わりにウーバーイーツで配達したら一石二鳥ですね。
で、調べてるとこんなニュースを見つけました。
「配達料金の引き下げ」です。
今回は福岡県と京都府の各エリアで、報酬総額は平均で約3割下落とのこと。
Twitterではこんな声も。
で、実際に事務所近くにいた配達員さんに聞いてみたんですよ。
するとやっぱり東京もライバルが増えていて、前までは効率よく稼げたけど最近は厳しいそうです。
大きな理由は「配達員の急増」です。
コロナの影響で仕事がなくなったり、スキマ時間の副業に取り組む人は増えています。
ライバル増加&競争激化
さらにはウーバーイーツ以外にもたくさんのデリバリーサービスが乱立。
出前館やフードパンダなども人気でして、出前館に関しては2020年決算で過去最高の売上をあげてます。
こうしたプラットフォーム側は資金力にモノを言わせて、お店と一般利用者、そしてその間をつなぐ配達員さんをガリガリ集客してます。
僕たちのような一般利用者は、配達員の数が増えてくれた方が嬉しいです。
じゃないと頼んですぐに家やホテルに届かないですからね。
でも、配達員として仕事していると、配達員の増加やウーバーイーツ以外のサービス増加は死活問題。
で、実はこうした問題って至るところで起こってます。
もう何度も見たきたことですが、なので僕はプラットフォームに依存するビジネスはしない方針です。
依存からは何も生まれない
子が親に依存してもろくなことがないですし、その逆もしかり。
夫が妻に、妻が夫に依存してもろくなことがありません。社長が社員に、社員が社長に依存しても同じ。
親子でも夫婦でも社内の人間関係でも、ひとりの自立した人間として接することが大事です。
これはビジネスでも同じで、ウーバーイーツの場合、まず圧倒的に参入障壁が低いです。
文字通り「誰でもできる」仕事です。だって自転車乗って配達するだけです。
体が動いてギリギリでも日本語が話せる人なら誰だってできる。
この参入障壁が低いビジネスモデルは、どこかで破綻します。
もっと言えば、ビジネスで儲けようと思ったら、
いかにライバルが入ってこないか?
を考えなければいけません。
珍しいものは価値が高い
そもそも「珍しいものは価値が高い」です。
なぜSupremeは高くても人気か分かりますか?
ストリートブランドとして人気のシュプリームですが、LOUISVUITTONやNIKE、ノースフェイスなどの有名ブランドとコラボして一気に知名度をあげました。
さらに芸能人もこぞって着用してさらに人気は強固なものになり、レディー・ガガやケイト・モスなど世界的セレブも愛用しています。
シュプリームは生産数を少なくして、値段を高くすることでプレミアム感を出す戦略がハマりました。
なかなか手に入らない→希少価値がある→プレミア感が出る
という”プレミア・スパイラル”がシュプリームの人気の秘密です。
参入障壁を作れ!
今回のウーバーイーツの件はまさに「参入障壁の低さ」です。
誰でもできる=価値が低い
ということで、当然ですが最初にタイミングよく始めた人は一時的にうまくいっても、後から人がどんどん入ってきたら当然稼ぎも減ります。
そのルールを決めてるのはプラットフォームであるウーバーイーツです。
「はい、もう来月から給料3割減ね」
と言われたら従うしかありません。
通販会社が楽天のプラットフォームに依存し、楽天銀行を使い、”楽天沼”から抜けられないのも同じ理屈です。
Amazonで物販してる会社がAmazonのプラットフォームから抜けられないのも同じ。
この問題の本質は
「マーケティングを他社に依存してる」
ことです。
やっぱりどんなビジネスをしても、このマーケティング思考は欠かせないので、日々磨いていきましょう。