テイラー・スウィフト
ジャスティン・ビーバー
バックストリート・ボーイズ
ボン・ジョヴィ
セリーヌ・ディオン
ブリトニー・スピアーズ
クリスティーナ・アギレラ
マルーン5
これらのアーティストの名前をおそらく一度は聞いたことがあると思います。
まさに世界的大ヒットを連発している、超有名アーティスト達ですね。
でも、実は彼らの大ヒット曲を、たった一人の作曲家が作っていた・・ということはあまり知られていません。
何でも、これまでにビルボードでナンバー1に輝いているミュージシャンで最も回数が多いのが
1位:ポール・マッカートニー
2位:ジョン・レノン
なんだとか。
で、その次に来るのが・・
3位:マックス・マーティン
です。
マックス・マーティンって誰?
彼がその作曲家であり、世界的大ヒット曲を作曲しているプロデューサーでもあります。
これまでにビルボードで1位を獲得した回数は19回!
※ビルボードとはアメリカで最も権威ある音楽チャートのことです。
上にあげたアーティストの曲を聞けば、日本でも街の至るところで流れていますし、海外でもよく聞こえてきます。
一度作曲を依頼したアーティストはその後も何度も繰り返して依頼して、そのすべてに答えて大ヒット曲を作り続け・・何とこれまでに彼が得た版権料は驚愕の300億円以上!
でも一体なぜ、こんなにもヒット曲が作れるのでしょうか?大ヒット曲を作る方法みたいなものがあるのか?それとも天才的な閃きによる圧倒的な才能のおかげなのか?
色々と調べてみると、ヒット曲を生み出す仕組みがスウェーデンにあることが分かりました。
ヒット曲を生み出すスウェーデンの秘密
実はスウェーデンは音楽輸出大国と言われており、アメリカ、イギリスに次いで世界第三位なのです。
このマックス・マーティン以外にもたくさんの作曲家、プロデューサーがいて、
リアーナ
コールドプレイ
レディー・ガガ
Ne-Yo
ニッキー・ミナージュ
などのそうそうたるアーティストがスウェーデンから楽曲を購入しているのです。
ちなみにスウェーデンの人口は約900万人。
それにも関わらず世界第三位の版権料を稼ぎ出しています。スウェーデンには一体何があるのか?それが「トラックアンドフック」という構造です。
トラックアンドフックとは一人で一曲すべてを作るのではなく、制作をパート分けして自由に組み合わせて作る方法のことです。
一般的な作曲の場合、メロディを作り、歌詞をのせて、構成やアレンジを加えて完成します。日本でもこのやり方が一般的です。
しかしトラックアンドフックで作る場合、これらの作業を完璧に分担するのです。
コード進行とリズムを作るトラックメイカー、キャッチーなメロディを作るフックライター、トラックとフックを組み合わせる編曲家など、これらの工程を複数の人数で分担して、それぞれの強みを活かして1つの曲を作っているのです。
いやー、驚きです。しかも現在のビルボードランキングのトップ100を見てみると、約50%の曲が計4人以上のチームで共同作曲しているんだそうです。
1つの曲を作るのに、それぞれの専門家がチームとなり、力を寄せ集めて完成させているのです。
ビルボード誌も、「一人で楽曲制作するなんて時代錯誤だ」という言葉を公式に発表しています。
たった一人で作曲をしている曲は、ビルボードランキング100位の中でもたったの2曲しかないそうです。
一人で出来ることは限られている
僕たちも同じで、一人でやることには限界があります。
早く結果を出そうと思えば一人より二人、二人より三人。絶対にチームで進めた方が良いです。
例えば、プロモーションをする時でもそうで、デザイナーがいて、コピーライターがいて、全体を見るディレクターがいて、コンテンツホルダーがいて、
あとは広告代理店が入ることもあれば、セールス専門の部隊が入ることもあります。それぞれが自分自身の強みを発揮して、1つのプロジェクトを成功へと導くのです。
だから、あらためて、
・自分は何ができるのか?
・自分の強みは何なのか?
これを再認識しなければいけません。
その上で、
・自分には何が足りてないのか?
・どんな人に協力してもらうべきか?
・どんなチームを編成するのか?
ということを考えなければいけません。
一番ダメなのが、
・すべてを自分一人でやろうとすること
です。
時間も労力もかかって、ほぼほぼ思うような結果は出ません。
一人だと足し算で増えていくものが、チームになると一気に掛け算で増えていきます。
スピードも労力もまったく変わって、一気にパラダイムシフトができるのです。
今一度、あなたも考えてみて下さい
・自分は何ができるのか?
・自分の強みは何なのか?
その上で、
・自分には何が足りてないのか?
・どんな人に協力してもらうべきか?
・どんなチームを編成するのか?
こちらをあらためて考えて、実践していきましょう。