グロッジの森です、今日は経営について。
会社は何のために存在するか?それはお客さんのためです。お客さんに商品を買ってもらい、利益が出てはじめて会社が成り立ちます。
もちろん株式会社である以上、会社は株主のものであるのは基本ですが、その株主が出資したお金を運用し、還元していくためには顧客がいないと話になりません。
でも、、、この当たり前のことを考えていない起業家は多いです。
実際、企業が倒産する理由の多くは「販売不振」です。
年間8,000社が倒産する理由、販売不振。でも、ちゃんとマーケティングを学んで実践していると、こうゆうことにはならないです。
なぜなら、マーケティングとは売上をあげるための流れを作ることであり、その流れがとまったら当然、こうして朽ち果てます。
販売不振になる起業家の特徴
物事には本質があり、その本質がみえたらドドドッと一気にことが進みます。
これを僕は「センターピン理論」と呼んでますが、ボーリングのセンターピンをいい角度で倒したらきれいにストライクがとれるように、ビジネスでもセンターピンがあります。
でも、販売不振になる起業家は、このセンターピンが見えていないです。
たとえば、商品に妙にこだわってみたり。治療とか美容とかであれば妙に技術にこだわったり、、
今の時代、ただ品質がいいだけでは売れないです。ましてや技術がいい、腕があるだけでも当然売れない。
商品がいいのは当たり前、腕がいいのは当たり前。大前提です。
そのうえで、どうマーケティングを仕掛けるか?です。
もっときついのは、自分の好みをお客さんに押し通すとか、、これはもう絶対にうまくいかないです。
ビジネスの本質
つまるところビジネスとは悩み解決であり、人の悩みを解消するとお金をいただける。
商売はシンプルにこの法則だけです。つまり、
世の中の人達が抱えている「不」にこそお金の源泉
がある。
まずはこれがなにか?を具体的にリサーチすること。
この時によくあるのが、たとえば「人間関係の悩みを解決したい」みたいなケース。
これは半分正解ですが、ちょっとざっくりし過ぎなので、もっと深堀りした方がいいです。
人間関係の悩み、たしかにみんな不安ですが、それが「夫婦間の悩み」なのか「転職の悩み」なのかでまったく変わります。
というより、人間関係の悩みはすべてに共通して言えるので、もはや考えるまでもなく、抽象的すぎるのでこれじゃ売れません。
金になる木=お客さんからのクレーム
では、どこで商売のネタをさがすのか?
人の「不」はどこでリサーチできるのか?
いろいろと見つけ方はありますが、人の悩みは人に聞くのが正解です。つまりクレームです。
クレームがあることを過剰に恐れる人も多いですが、このクレームにこそヒントがあります。
クレームを言うということは不を感じているからで、その負を満たすことができたら、少なくともその人は興味を持ってくれるはず。
つまりクレームとは、ビジネスがうまくためのヒントとも言えます。
ビジネスアイデアが浮かばないと悩む方もいますが、実は身近な人の声を聞くのが一番の近道なのです。
なので、いちいちクレームを言われて凹んでる場合ではなく、むしろラッキー、ありがとうございますとお礼を言ったほうがいいです。
経営の本質
企業とは株主のものですが、株主もお客さんが商品を買ってくれて初めて利益を得られます。
マーケティングとは、そのお客さんを見つけて、プレゼンして、買ってもらって利益をあげるための流れを作ること。
経営とは、その流れをコントロールして、投下した資金を利益にかえて、分配すること。
そのためにもっとも大事なことはお客さんの声であり、この声の中には嬉しい声もそうでない声もあります。
でもそうでない声、つまりクレームに耳を傾けること。
好きの反対は無関心、という有名な言葉もありますが、クレーム=愛があるということです。
その声をしっかり反映させ、さらに新しいお客さんにアップデートした商品を買ってもらうこと。
これが経営の基本的な考え方だとおもいます。
つまり、結論として、経営とはマーケティング活動そのものであり、マーケティングとはお客さんの創造であるので、社長の仕事はマーケティングであるということです。
マーケティングを学ばずに起業するのは、武器を持たず手ぶらで戦場に行くようなもの。
起業家はこの事実を受け止め、今日もマーケティング活動を学び続けましょう。